費用面について

ベイザー脂肪吸引のデメリットともいえるのかもしれませんが、ベイザー脂肪吸引は、通常の脂肪吸引よりも費用がかかるという点を理解しておかなければなりません。ベイザー脂肪吸引を行うための機器を購入する場合、日本ではその購入先となる業者さんと最低価格に関する協定があります。

この協定によって、クリニック側が自由に施術に関する費用を決定する事が出来ないのです。

安くするという競争がないため、どうしても費用が高くなってしまうという事があります。また機器の購入に関しての取り決め以外に、滅菌方法に関しても熱に弱いという特性があるため、高圧蒸気滅菌、オートクレーブという滅菌処理が出来ません。

ベイザー脂肪吸引の機器の場合、ガス滅菌などによって機器を滅菌する事になり、この滅菌方法は専門業者に委託することが必要となったり、クリニック内で滅菌できるシステムがあってもオートクレーブの場合、かかっても2時間くらいですがベイザー脂肪吸引の機器は7時間以上かかるのです。

こうした手間のかかる機器、また協定によって価格のダンピングが出来ない機器を利用しての脂肪吸引、さらに衛生上、使い捨ての材料も出てくるため、どうしても費用が高くなってしまうのです。

しかし、費用が高いというデメリットはあるにせよ、信頼できる施術ということには変わりありません。

もしも費用について心配な点がある場合は、カウンセリング時に相談してみても良いかもしれません。または診察の予約時に質問してみるのも良いでしょう。

「ベイザー脂肪吸引の仕組み」

痩せるためには色々な方法がありますが、脂肪吸引も痩身法の一つです。整形外科手術の一つで、カニューレと呼ばれる細い管を体内に入れ、脂肪細胞を体外に吸い出すことにより体を細くします。最近の脂肪吸引では、よりスムーズに脂肪細胞を吸引できるよう、事前に脂肪溶解剤を注入する場合が多いようです。

脂肪溶解剤を使用することにより、術後の痛みや、腫れなどを軽減することができます。カニューレも技術の進歩により細いものが開発され、カニューレを挿入した時の傷跡も小さく、目立たなくなっています。脂肪吸引では、希望する部分だけ痩せることが可能です。

また、脂肪吸引では脂肪細胞そのものを取り除くためリバウンドの可能性が非常に小さくなります。術前には、カウンセリングによって、どの部分をどのように細くするか細かい部分まで確認します。術後の腫れや痛みは時間の経過とともにおさまりますが、心配なことがあれば遠慮なく医師に相談すると良いと思います。

そうした相談をした時に親身になってしっかりと話しを聞いてくれる医師ですと安心して施術を任せることができるでしょう。

非常に太っていて体がうまく動かせず、運動もできない為にまた太ってしまうという悪循環になってしまっている人もいると思います。こんな方には脂肪吸引は痩せる為の運動を開始する為のきっかけになる非常に効果的な方法です。

痩せる為にはやはり基礎代謝を上げ、適度な運動を継続して続けることが一番よいわけですが、非常に太っている人はそもそも運動の習慣がなく、体を動かすことが苦手な方が多いと思います。運動をせずに食べるものを食べて、という生活を送っていては太り続けることになりますが、それをなかなか脱却できないこともあるでしょう。

意志が弱いとか言われるかもしれませんが、非常に太っていると運動による心臓の負荷も心配になります。このような場合は、まずはじめにある程度体を軽くすることがきっかけになり、その後徐々に運動ができるようになればいいと思います。

このようなきっかけづくりの一つの方法として脂肪吸引という方法はとても効果的です。